新・路露日記

路傍の露が ひねもすのたりと書きとめる あることないことだいありぃ〜
たわいなきかな路露日記 三日坊主にならなきぁいいけど
気合いを入れて 壱、弐(NEW)の見参!
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遊女と男と絵具
 (演技レッスンの中に生まれた壁…ノヨウナモノ)



女が好きだから女を買う

女が好きだから女を買わない


どちらも女が好きということに

変わりはないのだが


買う男にとって女は

その時の絵具なのだろうか


たまたまその時の気分で

青い女を買った


山形市から日本海よりで生まれた

その青い色…


男の中にも吹雪が吹き荒れた?

同行しただけ…


冬が終われば男の求める色は変わり

青い絵具は隅っこに追いやられた


男の気分は黄色に変わり

赤に紫にとドンドン変わり


絵具が無くなれば又買い足し

そんな軌跡ってどんなんだろう?


買わない男の不思議の壁

やっと絵具みたいなのかしらんと


思い当たっていたものの

想像からはハミデルこともなく


長い遊郭という眼前たる歴史的事実を

どう受け止めていいのかと…


芝居の中の話しといえばそうなのだけど

遊女のキモチとお客のキモチ


二人もやはりすれ違い

キャンバスに絵具を塗りたくる


そんな時間を共有してたにすぎないのかと

青色の空しさばかりが広がって


晴れ晴れとした爽快さは影をひそめ

塗りたくったエネルギーへの郷愁が


なんとなくセピアな感傷が

アルバムの奥で疼くのかしらん


そりゃぁたまには変化して

恋だの愛だのになり


絵具じゃなくなる時もあるだろうが

それが又切ないドラマを生むのだろうが


絵具のセットのように並びたる遊郭の灯り

不思議の壁は未だに壊れず…理解しがたし


演ずる事の難しさは

ジブンの軌跡に無い軌跡を演ずること…も


その一つなのだと実感したら

夢から覚めた布団の中


思わず台詞を口にしてみた…



昨日より少し軽くなったか

どうだかは知らないけれど


チョイと絵具で遊ぶ感覚には

多分なれたみたい…これで試してみるかなぁ

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